無題

身体中がいてぇ…腕も背中も頭からも血流れてやんの…

俺死ぬのか…?

弱いくせにでしゃばったからこんなことになったんだよな…

でも守らなかったらあいつは死んでた…

周りを見るともうあいつの姿はなかった

…無事に逃げ切ったか、良かった

さて、俺はどうするかな

目の前の奴を何とかしない限りこのまま死ぬだろうな…

でも今の俺に奴を倒すなんて無理だ、無傷だったならまだわからなかったけど

身体が動かねぇ…

そうこう考えているうちに奴が襲いかかってきた

ああ…死んだな

覚悟を決めて目を瞑った

が、なんの変化もない

おそるおそる目を開いてみると

奴が血だらけになってる

今の一瞬で、だ

一体何があったんだ…?

「よう」

目の前に誰かが立っている

視界が霞んでよく見えない

「………誰だ……ッ」

するとその誰かはしゃがんでこう言った

「俺か??俺は…医者だ」

医者??なら俺の傷をなんとかしてくれよ…

その前に奴はどうなってんだ…ぴくりとも動いてないぞ

「仕方ない、治してやるよ…あーあいつか、目障りだから死んでもらったわ」

なんだこいつ…人の心が読めるのか??

「まあな、読心術ってやつだ」

ってか死んでもらったって…あの一瞬で殺したってことか??

有り得ねぇ…ほんの一瞬目を瞑っただけだぞ、何の音もしなかったし

「そんなの簡単だろ、お前できねーの?」

できるわけねーよ…

そんなこと、よ、り………

早く…傷、を………

そこで俺の意識は途切れた

鳳條院

俺はいつになったら過去のしがらみから抜け出せるんだ??

…その答えなんて随分前からわかっている、だけど、そんなこと今の俺にできるはずがない

奴等さえいなければ、もっと早く俺が奴等を消してさえいれば

こんなことにはならなかった

そう、全部俺のせいだ

俺が弱かったからだ

弱肉強食

強い者が生き残る世界、弱者は死ぬ

俺は汚れている、身も心も

だから弟達を素手で触ることなんてできない、あいつ等は気にしないだろうが、俺には無理だ

一体今まで何人の人を殺めてきただろうか

一体今まで何人の人を傷つけただろうか

そんなの気にしていたって仕方がない

もう後戻りできないんだ

一度過ちを犯してしまえば二度と日の当たる道には戻れない

俺は一生闇の中をさまよう

希望だの夢だの、そんなものは無い

人を愛する資格も、愛される資格も無い

それが俺

鳳條院 澪

澪は愛称、本名から一字取っているだけ

あの日から名前は捨てた

俺はあの日が大嫌いだ

そんなことを言っても時は進むわけであって

あの日からもう4回目のあの日を迎えていた

僕は僕で僕じゃない

僕は鳳條院 琉華、中国人

「やっべーまた俺赤点だ!!姉さんに怒られる!!」

そう悲痛な叫びを上げているのは僕の親友村雨雫くん

茶髪のハネ毛に綺麗な青い目をしてる

「あんたがべんきょうしなかったからでしょ、全く」

呆れてるのは同じく僕の親友橘甘菜ちゃん

ブロンドの茶色が濃いめで白黒2つのピンをつけている子

「あはは~ぼくもまたダメだったみたい!!」

僕のテストは全部赤点、数学なんて3点だよ

「さすが琉華俺の仲間!!!」

「そんなことで仲間探すんじゃないわよバカ」

「難しかったもんねぇ!!!わからなくて当然だよ!!!」

って言ったら甘菜ちゃんにぶたれました、いてて…

…まあ、本来の僕ならこのくらいのテスト余裕で全部満点とれるけどね、勉強しなくても

あっちにいたころは成績は常にトップだった、それが当たり前だったから

むしろ満点を取らなきゃいけなかった

そうしないと鳳條院家から追い出されるからね

スピリットエボリューション!!!!!

カズモン!!!!!

へへっどうもカズシですよ

今日は友達の家に遊びに行きました

ホラー映画みたよ!!!まあまあでしたヽ(・∀・)ノ

そのあとたいたつやってスマブラ!!

我輩のトゥーンリンクに勝る者などいなかった(渾身のどや顔)

とりあえず楽しかったですわヽ(・∀・)ノ

只今PV製作中

澪兄のだぜ!!!!動いてるように見えればいいなぁ…(無理)

こっちでは駄作な文章かいてますてへっ(爆死)

文章力なんてないでGUESSイエア

まあこっちはちょくちょく更新しようと思ってます

莱さんの話は掲載中、ご飯食べたら琉華さんの話書くよ~

ってかなんやかんやで一番なぞなのが狸狗兄だよね、過去の話とか全然言わないし

あ、そういや新入り?がいるよー!!

いやまあキャラ自体はカズシが小学生の頃からいたんだけどね!!

雫と小雨の初代てきな!!!そっから二人ができたんで!!

寧琉の家で暮らしてるよヽ(・∀・)ノ

かーなーりーの人見知り

キャラ紹介はいずれメモだすよ( ´,_ゝ`)

澪兄のPV終わったら他のつくるー!!

また更新しよう

とりあえずご飯食べるかー

莱さんの小さい頃の話7

朝起きてご飯を食べていつもの場所へ

それがもう日課になってたけど毎日ワクワクドキドキしてた

木の下には澪くんと琉華くんと…誰だろう大人のひとがいる遠くからじゃよく見えないや

とにかく行こう

「あっ莱姉だー!!!おはよー!!」

私に最初に気づいたのは琉華くん、元気よく手を振ってる

そのあと澪くん

「おはよう莱ちゃん!!」

おはようって二人に言った

澪くんの後ろにいる女の人と男の人はにこにこしてる…二人とも顔がとても整ってる、すごい!!綺麗だな

「莱ちゃん、はじめまして澪と琉華の母の楠よ」

「おれは父の星!よろしくな莱ちゃん!!」

お、おとうさんとおかあさん?!

た、確かにものすごいにてる似すぎてる

澪くんはおかあさん似だ髪型そのまんまだもん、分け目も…でも髪の色はおとうさんと同じ綺麗な黒髪

琉華くんはおとうさん似かなお父さんの方はみつあみないけど、ハネ毛とかそのまんま…あと黒髪も

「楠さんと星さん!は、はじめまして!!莱です!!」

澪くんの両親ということもあってかものすごーく緊張する

「あらぁそんな堅くならなくていいわよ」

「そうだぜ!!澪達と話すときみたいにゆるーく、な!!」

二人ともとっても優しい人だな

そう言えば楠さんが抱っこしてる女の子って一体…と思ってその子の方を見ると目があった

その子は私を見てにぱって笑った

なるほどこの子も澪くんの兄弟

「あっそうそう莱ちゃんおかあさんが抱っこしてるのは僕と琉華の妹、琉兎だよ!!」

って澪くんが教えてくれた

「髪の色は私と同じなのよぉ可愛いでしょう!!」

「はい!!すっごい可愛いです!!!」

って楠さんとはしゃいでたら

「髪型と眼の色は俺と同じなんだぜー??かわいいだろー!!!!」

「そうですねぇ!!!」

確かに琉兎ちゃんは髪型と眼の色はおとうさんと同じで髪の色はおかあさんと同じだった

というか澪くん琉華くん琉兎ちゃん三人とも星さんと同じ綺麗な朱色の眼だ…

「らいねえ?」

呂律まわってない、可愛い、すごく可愛い

「そうだよ琉兎ちゃん、よろしくね」

「うんー!!」

なんてやっぱりにっこり笑ってた

「琉兎かわいいぞー!!」

楠さんと星さん相変わらず騒いでる「そんな人前で…親バカなんだから」

澪くんがため息ついて呆れてるけどなんか嬉しそうだ、琉華くんもそうだねぇって嬉しそうに笑ってる

「澪と琉華も自慢の子供だぞ!!」

「そうよぉ!!」

「もちろんあなたも素敵よ!」

「楠もな!!」

ものすごくラブラブ…

「澪くんのお父さん達って仲良しなんだね…」

「仲良すぎてこっちは恥ずかしいよ…」

「でも仲良しはいいことー!!」

琉華くんはしゃいでる

「あっ、そうだ莱ちゃんに用があったから来たんだったな」

突然星さんがそう言った

「そうよあなた!」

楠さんも…私にようってなんだろう

「莱ちゃん、いつも澪達と仲良くしてくれてありがとう」

と楠さんが優しく私の頭を撫でながら言った

星さんも

「これからも仲良くしてやってくれよ?」

って、なんだか嬉しくなって

「っもちろんです!!!!」

大きな声でそう答えた

そうしたら二人ともありがとうって私に微笑みながら言ってくれた

「莱姉仲良しふえたね!!」

「そうだね、とっても嬉しいよ!!」

「なあ澪は莱ちゃんと結婚するのか?莱ちゃんなら大歓迎だぞ」

ちょっ、なにいってるんですか星さん!!!

「莱ちゃんには僕より素敵な人がお似合いだよ僕じゃ不釣り合いだ」

「まーた謙遜しやがって!!自信持てよ澪~」

「というか澪くんが私とけっ、けっこ結婚なんてあり得ないですよ!澪くんにはもっと素敵な人がお似合いだから!!」

「あらぁそんなことないわよ莱ちゃん、あなた十分綺麗で可愛いわよぉ」

楠さんあなたの方が比べられないくらい綺麗ですから私綺麗でもかわいくもないですから!!!

とかその日はずっと騒いでた

因みにお昼は楠さんがお弁当を作っていたので皆で食べた

素敵な家族だなぁ

皆幸せそう

それから三日に一回は楠さん達と会うようになった

莱さんの小さい頃の話6

カーテンの隙間から入ってくる日差しで目が覚める

目のしたがヒリヒリする

「準備しなきゃ」

今日は澪くんと遊ぶから顔を洗いにいった

鏡を見ると目が少し腫れてる

…泣きすぎたなぁ

冷たい水が染みるけど気持ち良かった

腫れもちょっと治まったみたい

「おとうさん、おかあさんおはよう!」

「おはよう莱」

「今日は澪くんと遊ぶんだったね」

「うん!!」

何気ない会話をしながらご飯を食べて私はそとにでた

「いってきまーす!!!」

気を付けるのよっておかあさんが窓から顔を覗かせながら言った

「わかってるよー!!!」

私はあの場所へ走った

草でできた小さなトンネルを抜けると昨日と同じ綺麗な朱色の花達

やっぱり澪くんは中央にある木の下にいた

澪くん、と声をかける前に彼は振り返って

「やあ莱ちゃん、おはよう」

なんて笑顔で言った

やだもうかっこよすぎて私死ねる

「おはよう澪くん!!昨日はありがとう!!」

澪くんはそんなお礼言われるようなこと

してないよって笑ってた

「澪くんはよく笑うね!!」

とても素敵だと思うよ

「そうかな??まあ…幸せだからかな、毎日楽しいし」

「私澪くんが笑ってるところ好きだなぁ」

なんてつい言ってしまった

でも彼は気にする風でもなく

「嬉しいな、ありがとう!」

って言った

そのあと澪くんと一緒に近所の探険をした澪くんこここら辺の土地を知り尽くしていてとにかくすごかった

たくさん遊んだあとあの木の下でねっころがってたら澪兄ーっ!!って呼ぶ声が聞こえた

起き上がって見てみると黒髪で両サイドのハネ毛に少しみつあみをしてる小さな男の子がこちらに走ってきた

「琉華だ!!」

琉華…昨日そんな名前聞いた気がする

「澪兄遊びに行くならぼくにも言ってよー!!!」

その男の子はむすっとした顔で澪くんに話し掛けてた

…かわいい

「あ、莱ちゃん、紹介するね弟の琉華だよ」

琉華くんは私の方を向いてフニャッと笑って

「はじめまして!!!琉華だよ!!よろしくね!!」

って、本当かわいいこの子!!

「私は莱、よろしくね琉華くん」

そういって頭を撫でるとすごく嬉しそうな顔して目瞑ってた

「莱姉って呼んでいーい??」

「莱姉??」

「うん!おねーちゃんみたいだから!!」

おねーちゃんみたい、か

「もちろんいいよ!!」

ひとりっこの私にとって弟ができたみたいでうれしかった

澪くんと琉華くんと話してるといつのまにか日が暮れていた

「そろそろ帰らないとね、莱ちゃん家まで送っていくよ」

澪くん紳士…

「大丈夫だよ!一人で帰れるから!!」

「ぼく莱姉送りたいー!!あぶないよー!!」

澪くんの真似してるのかな??

「じゃあ送ってもらおうかな」

そう言ったら琉華くんすごく喜んでた 「…じゃあ莱ちゃん、また明日ね!」 「莱姉ばいばーい!!!」 また明日ね、ばいばいって言って二人の姿が見えなくなるまで家の前にいた その次の日もまた次の日も澪くん達と遊んだ