ふと、意識が戻る、俺は今まで何をやってたんだ?

記憶がない

とりあえず誰かに話を聞こうと思い立ち上がる

すると

俺の目の前には血だらけの…あいつ等が倒れていた。

どういうことだ?
なにがあった?
一体誰が…

突然の出来事に頭が追い付かない

そして自分の両手に目を落とす

……赤黒い、もの

血だ。

これは…俺がやったのか…?

いやそんな記憶はない、そんなことするはずもない

どうなってるんだ

「オイ…オイ××ッ!!大丈夫か?!誰がやったんだ!!」

俺は一番近くに倒れていた××を抱き起こした

何度話し掛けても、応答はなかった

「死ん…でるのか………?」

なんで、なんで

他の奴も皆…何も答えない

「嘘だろ…?」

…あいつ等を守れなかったのか、俺が不甲斐ないばかりに

「なあ!なあ起きてくれよ……なあ…ッ!!」

無数の涙が頬をつたう

どれだけ語りかけても、もう二度と目をさますことはないのはわかっているのに

「畜生…畜生ォオオオオオオッ!!!」

俺はただただ、この状況に絶望するしかなかった