刹娜
たまに思う
僕は彼女を幸せにできているのだろうか、と
僕には両親がいない、死んだとかじゃなく、捨てられた
僕が物心ついた時には両親はいなかった
両親がいなくなって最初は施設にいたけどとある事件をきっかけに僕は時琶家に引き取られた
幼馴染みも一緒にね
そんな僕は両親からの愛情を注がれなかったせいか、人を愛するってことがいまいちよくわからない
いや…わからなかった
彼女に会ってからわかるようになった
ずっと一緒にいたい、守ってあげたいって思うようになった
彼女の過去の話は詳しく聞いたことはないけれど、とても辛い思いをしていたということはなんとなく察しがついた
将来は結婚云々という話があるけど僕には苗字がない、もちろん幼馴染みの彼もだ
彼女の両親や兄弟は僕のことをどう思うだろうか、なんて最近よくかんがえるようになった
なんとなく悩んでるってことに感づいたのか幼馴染みが
「刹娜、今更俺達にはないものを望んだって仕方ねーよ」
と言った
「…わかってるよ、慎…わかってる」
わかってるんだ…
気弱で強くもないそんな僕を彼女はこれからも愛してくれるだろうか
どうも皆のアイドルカズシです嘘ですただのカズシです
今回は刹娜の話ですね!相変わらず文章力ないのは無視してね!!
刹娜は慎泓と話すときだけちょくちょく敬語が抜けます、まあ幼馴染みだもんね!
いずれは慎泓の話も書きたいねぇ